ポエラヒblog

2009.10.04  黒真珠を求めて

10月5日から19日までの二週間、タヒチへ行って来ます。
それまでポエラヒはしばらくお休みします。

今、タヒチは初夏。
南半球なので日本とは季節が逆です。

帰国しましたら、新情報をお伝えします。

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2009.09.20  真珠のお粉

真珠のジュエリーを造るときは、真珠に穴をあける。
真珠専用の穴あけ機をつかっての作業になる。
穴をあけると真珠の粉が出てくる。
粉は穴をあける度にどんどんたまっていく。

私の粉だらけの穴あけ機をご覧になったお客様が、
「その粉をいただけるかしら? 化粧水やクリームに入れると肌にいいって
聞いたし、飲んでも身体にいいって。」

古代より真珠の粉はその成分から美容や健康にいいとされている。
だが、私は丁重にお断りした。
なぜなら真珠の粉だけではないからである。

真珠には核がはいっている。
ドリルは容赦なく核まで穴を開けていく。
だから核の粉も含まれているのである。


      下の受け皿に粉が落ちていく

古代は天然真珠であった。
したがって今のような核ははいっていない。
割って、叩いて、磨り潰して粉にしていた。

されど今は養殖真珠である。
当然、核がはいっている。
その核は人間の美容と健康に配慮してつくられてはいない。
あくまでも真珠層を巻くためのものである。
なかには化学処理をしたもの、蛍光塗料を塗布されたものまであるとか。

ケシには核がはいっていない。
そういう意味では「真珠のお粉」としては純度が高いといえよう。
されどその粉がけっこう臭うのである。


      0.9mmの穴が開いた黒真珠

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2009.07.29  白桃と黒真珠 其の二

白桃といえば岡山である。
香りも味わいも絶品である。
その白桃にもいろいろと品種があることを最近知った。

白桃の出来ばえは天候と作り方に左右されるだけに、生産者の方のご苦労は図り知れない。
袋掛栽培、一つ一つ手作業で袋をかけていく。
袋一つをとってみても、色や紙質など種類もさまざまで先人の試行錯誤があったそうである。
生産者の方は、寒いときから桃の木づくりに励み、熱い夏の陽射しのもとで数々の厳しい作業を行い
ながら丁寧に桃を育てていく。

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なんと手間隙がかかっていることか。
値段が高いのも頷ける。
皮まで愛おしく、なんか勿体ない気がしてくる。
一度試してみたかった丸かじり。
人様の前では憚れるものの、美味しさがまた格別に増す。

大玉では300グラム以上のものもあり、価格も3,000円するとか。
たくさん収穫できるものではないだけに稀少な特上物であろう。
桃は非常にデリケート、傷がついたら値もさがろう。

黒真珠の養殖も手間隙かかるものである。
浜揚げ(収穫)で貝を開ける瞬間から生産者の顔に緊張が表れる。
さて、どんな珠がでてくるか・・・・。


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2009.07.16  白桃と黒真珠 其の一

東京は14日に梅雨明け。
今日の夕刻でお盆も明ける。

仏壇に供えられた白桃。
それを見る度に思い出す出来事がある。

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黒真珠の指輪をオーダーされたS様のお話です。

S様が外出から戻り、一息ついて仏間で手を合わせようとしたところ指輪が気になって思わず外されました。
置いた場所が仏壇に供えた桃のそばでした。
数日後、指輪をしようと思ったらいつもの場所になく、はたと思い出して仏壇を見てみました。
いつの間に熟れたのか桃の果汁が指輪にしみ込み、黒真珠は爛れたように溶けて変形しておりました。

S様は半年後に新調されましたが、変形した黒真珠もご供養したいと大事にお持ちになりました。

皆様もお気をつけくださいませ。

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2009.07.09  男性もつけている黒真珠

タヒチの男性は黒真珠のペンダントをつけている。
それも普段の日常で、何かの特別なときを選んでしているわけではない。
だから「僕、つけています」という気負った感じが全くない。
厭味がなく、さりげない。

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常夏なので服装はいたって軽く、肌の露出度が高い。
老若問わず上半身は裸という男性も多い。
焼けた肌に黒真珠の黒光。

デザインはいたってシンプル。
黒真珠だって別に高価なものではない。
多分、「お手入れ」なんてものもしていないだろう。
汗も気にせず、海にも入る。
黒真珠は海からの贈り物。
無骨な肉体につけられた黒真珠は妖しさよりも強さを感じる。

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2009.06.01  今日から6月

6月の誕生石といえば真珠。
真珠の石言葉は「健康」「長寿」「富」「純潔」である。
貝が歳月をかけて大切に育む真珠は、結婚を長続きさせる護符とも言われている。

クレオパトラが真珠を酢に溶かして飲みほしたという逸話がある。
ローマの将軍アントニウスとの愛と国運を賭けて飲みほしたイヤリングは紅海で採れた天然の黒真珠だろうといわれている。
当時でもまれにしか採れなかった真珠は途方もなく高価で、大きいものはなおさらである。
飲みほされた片方だけでも、一千人の軍隊を半年間出兵できる戦費に匹敵するほどであった。
この大胆さに加えて、クレオパトラの美貌、洗練された話術と優雅な身のこなしにアントニウスはすっかり魅了されていくのである・・・・。

二千年経った今でも色褪せない逸話である。
クレオパトラのようにはいかぬとも、何か物語が紡げるぐらいこれからも真珠と関わっていきたいものである。

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     Cleopatra Testing Poisons on Condemned Prisoners
                       By Alexandre Cabanel


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